これまでのお話 ニャロウィンでにぎわうねこ森町にひとり背を抜ける猫がいた。その名もかま猫。悲しい過去を背負うかま猫が憑かれたモノリスの河原の秘密。それはいったい何なのか。黒い説に希望を打ち砕かれながらも、かま猫は次にどんな手をとるのか。四月魚の川でチビ猫たちがvi*と(り)を見かけたあの日から数日たった、ニャロウィンの前日からお話は再開いたします。さぁ、かま猫のしょぼくれ具合をご覧くださいませ 黒い説 あれから数日して、かま猫は三つの気がかりを背負って、ニャロウィンの準備で華やぐ町を通り抜け、ぽつん湖を歩き、猫だまり島を訪れました (1)vi*さんと(り)さんは、豊漁祭の日にどこへ出かけていたのか (2)近頃、おふたりがよく留守にしているのはなぜか (3)モノリスの河原に新しく出た黒い説を知っているか かま猫は真面目な性格ですから、直接お会いして、お聴きしないと気がすまないのですけれど、生