「偽近視」という言葉を聞いたことがありますか? 実は、近視で眼鏡やコンタクトレンズを使っている人の中には、本当は近視でないことがあります。 そういう人は、空を見るなど目をトレーニングすると改善することがあるといいます。 「テレビやパソコン、スマホなどを見続けていると目のピントを調節する『毛様体筋』という筋肉が緊張して一時的に近視のような状態になることがあります。 これ偽近視とか仮性近視と呼んでいます。目を休めたり遠くを眺めたりして緊張が解けると近視は改善します」と言うのは、横浜市立大学医学部眼科学教室の水木信久教授です。 しかし、目を休養させないと偽近視が続きます。その状態で視力を測定すると、「0.3」などと近視の烙印(らくいん)を押されて、眼鏡やコンタクトレンズを使っているうちに本当の近視になってしまうと水木教授は付け加えます。 台湾が行っている子どもたちの近視予防対策がテレビで報道され