石川県加賀市の時代劇テーマパーク「加賀百万石時代村」(休園中)の敷地内に7月、日露戦争で活躍した日本海軍の戦艦「三笠」が実物大で復元されることになった。高さ約50メートルのマストや司令塔などの内装を忠実に再現し、NHKが今年秋から23年秋にかけて放送予定のスペシャルドラマ「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)のロケにも使われる。テーマパークは6月中旬に再オープンの予定で、“新生時代村”の目玉として注目を集めそうだ。 「加賀百万石時代村」は平成8年にオープンしたが入場者が減少し、18年から休園。経営権を取得した「大江戸温泉物語」(東京都)が再建を検討する中、多くの加賀市出身者が三笠の乗組員として戦ったことが判明。NHKドラマと連動し、ロケを誘致すれば入場者増も見込めるとみて、三笠の復元を決めた。 三笠は明治35年に英国で建造され、全長131・7メートル。日露戦争では東郷平八郎司令長官や「坂の上