【アンタキヤ(トルコ南部)=貞広貴志】シリア北部アレッポでの戦闘激化で「20万人が市を脱出した」(エイモス国連事務次長)とされる中、隣接するトルコ国境では30日、ほぼ誰も出国して来ない状況が続いている。 アサド政権による住民の移動制限が影響しているとみられるが、過去の大量脱出とは対照的な展開で、「避難民はどこに消えているのか?」(独ARDテレビ)という懸念が広がっている。 シリアの地中海沿岸都市とトルコ南部を結ぶヤイラダ検問所は30日、客待ちの車が2台止まっているだけで閑散としていた。係官は「国境は開いているけれど、誰も来ない」と話した。地元住民によると、アレッポからの主要検問所ジルベギョズも、ほぼ無人の状態が続いている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く