サービス開始からわずか1年でスピード閉鎖されることになった金融商品比較サイト「Google Compare」。3月23日には使えなくなるようだ。Googleは商業的な不成功や規制問題を閉鎖理由としているが、一部ではこうした動きが「Googleの次なる野望--FinTech(フィンテック)への本格的な参入準備」と受け止められている。 「コスト過剰」で昨年の損益は22億円以上 Compareはローンから保険まで、様々な金融商品の比較ツールを一般消費者に提供する目的で昨年サービスを開始した。Googleは2011年に立ち上げ準備として、比較サイト「Beat That Quote.com」を3800万ドル(約43億2440万円)で買収するなど、相当の意気込みが感じられた。 しかしGoogleのブランドネームと膨大な量のデータやコネクションを利用して、ライバル比較サイトとは一線を画すという当初の思惑