先の5月28日の衆院特別委員会での、安保法制(戦争法案)をめぐる志位和夫・日本共産党委員長の質疑は鬼気迫るものがあった。安倍首相の答弁の矛盾を次々に突き、たたみかけるように論破していく。筆者はいわゆる「無党派層」であるが、28日の志位委員長の徹底的に理詰めの追及には唸らされた。ともかく、28日の審議で浮き彫りになったのは、どこまでも対米追従であり、例え、それが国連憲章違反の違法な戦争であっても、米国の戦争であれば、ムリな屁理屈をこねてでも支持しようとする安倍政権の実態だった。 ○国連憲章違反の戦争でも支援するのか?!例えば、以下の質疑。 志位「米国が先制攻撃の戦争を行った場合でも、集団的自衛権を発動するのか?」 首相「国連憲章に反する行為に対して、わが国が武力をもって協力することはない」 志位「米国の戦争を一度も批判したことがない日本政府に、自主判断ができるのか?」 1945年に国連憲章が