素晴らしい人柄、とは堤大介さんにぴったりの言葉です。 現在、世界中17箇所の映画祭で数々の受賞を受けているCGアニメーション映画「ムーム」、今回、監督の堤大介さんにお話を伺うことができました。 クリエイターでありながら「言葉」でしっかり意思表示や表現をされる方という強い印象があった堤大介監督。今回の取材でそのコミュニケーションの姿勢や、在り方についての原点を伺い深く納得されられました。なかでも草野球の話、必見ですよ。 (取材 写真 / 迫田祐樹 小路直哉) クラフター、マーザとの共同制作を経て感じた事とは? JAM:ムームはクラフターとマーザ・アニメーションプラネット(以下、マーザ)との共同制作でしたが、日本のプロダクションのクリエイターからのユニークなアイデアなどはありましたか?また、一緒に制作したクリエイターのパフォーマンスはいかがでしたか? 堤:アイデアで言うと、最初はなかなか出てこ