ステージに上がり、裁判員制度をPRする女性検事=富山市の県庁前公園、高野写す 「女性検事」が増えている。女性が占める割合は、10年ほど前まで法曹三者で最低だったが、いまはトップだ。女性検事が過半数を占める地検も出てきた。背景には、裁判員制度に向けて女性の活躍の場が広がっていることもあるようだ。 「検事というと、堅苦しくて怖いイメージがあるんですが……」「全然怖くないですよ。(テレビや映画の)HEROのキムタク(俳優木村拓哉さん)のような、人間味のあふれた熱い正義の味方と思って下さい!」。4日、富山市であった「全日本チンドンコンクール」。ステージで、2人の若手女性検事が軽妙なやりとりをみせた。裁判員制度の開始に向け「身近な検察」をアピールしようと、「女性検事」を前面に出す作戦だ。 富山地検は今春の異動で7人の検事のうち、検事正と支部長検事を含め4人が女性になった。「過半数」が女性検