週現スペシャル 大研究 遺伝するもの、しないもの【第1部】一覧表でまるわかり 遺伝する才能、しない才能、微妙なもの 実は、冒頭で「不倫の遺伝子」として紹介したドーパミン受容体遺伝子は、好奇心や冒険心を司る遺伝子でもあるという説がある。 「同じ『向こう見ず』でも、例えばバンジージャンプに進んで挑戦するようなタイプにはドーパミンが、自分の損害を顧みないタイプにはセロトニン(鎮静作用をもつ脳内物質)が関係するといいます。遺伝の影響は3~4割程度とみられます。 一方で酒やタバコ、ギャンブルにのめりこむのは、いずれも依存傾向の現れで、同じ遺伝子が関係しているのではないかと考えられています。これも、遺伝の影響は3~4割です。さらに窃盗や器物破損、家出などの行動にも、約3~5割の遺伝による影響がみられるとの研究があります。 性欲に関しては、特定の原因遺伝子はまだ見つかっていませんが、同性愛や性同一性障害