音楽ストリーミング・サービスは、従来指摘されているほど業界にとって悪い影響をもたらすことはないかもしれないという新たな研究結果が発表されている。 この研究を発表したのはミネソタ大学のジョエル・ワルドフォーゲルとスペインのセビリアにある未来技術研究所のルイス・アギアールで、スポティファイを対象とした二人の共同研究によれば、ストリーミングはレコード売上に悪い影響をもたらすことはないかもしれないと同時に、いい影響もおそらくないだろうとのことで、とりあえず音楽業界の収益に大幅な影響を及ぼすことはなさそうだという。 二人が2013年から15年にかけてスポティファイの利用が著しく伸びた国々とそうでなかった国々の統計を分析したところ、スポティファイなどのストリーミング・サービスによって確かに違法ダウンロードは以前より抑えられてきている傾向は見られたという。つまり、ストリーミング・サービスが業績を伸ばした