【AFP=時事】コロンビア西部の緑豊かな山岳地帯では最高級のコーヒー豆が栽培されているが、地元の生産者は不公正な価格にいら立ちを募らせている。コーヒー豆の価格を決めるのは、ここから遠く離れた米ニューヨーク証券取引所(NYSE)。業界に打撃を与える値崩れが起きているのは、市場最安値にまで価格を押し下げている投機家のせいだと農家は非難する。 【関連写真20枚】三代にわたって続く、緑豊かなコーヒー農園 生産者の一人であるグスタボ・エチェベリ(Gustavo Echeverry)さん(50)は、コーヒー豆農園が集まるこの山の住民約1万5000人の多くは不満を抱いていると話す。 「フェアトレード」認証されたコーヒーとは程遠いと地元の農家は言う。フェアトレード認証を受けているコーヒーは、公正な条件の下で栽培され、農家が搾取されていないことを保証する商品として国際的に認証されている。