東京都は4月7日、足立区内の生後6カ月の男児が3月30日、蜂蜜に含まれていたボツリヌス菌が原因の「乳児ボツリヌス症」で死亡したと発表した。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】 都によると、統計で確認できた1986年以降、乳児ボツリヌス症での死亡例は全国で初めてとのこと。 都によれば、男児は2月16日から咳などを発症。20日に痙攣と呼吸不全で救急搬送され、入院。28日に乳児ボツリヌス症と診断され、3月30日に死亡した。 男児の便と自宅にあった蜂蜜からボツリヌス菌が検出されたという。 家族は発症の約1カ月前から、離乳食として蜂蜜を混ぜたジュースを一日2回ほど飲ませていた。蜂蜜は乳児ボツリヌス症の原因になる可能性があり、容器のラベルなどで1歳未満の乳児に摂取させないよう注意されていた食品だが、家族は「知らなかった」と話しているという。 乳児ボツリヌス症は同菌の繁殖を抑える腸内細菌が十