「緊張感は24時間365日」 分娩休止受け、産科医が実情訴え 検討会で市民から疑問も/兵庫・丹波篠山市 兵庫県丹波篠山市黒岡の兵庫医科大学ささやま医療センターが「医師2人体制では安全な分娩ができない」として、産科の分娩休止の方向性を出したことを受けた同市の「ささやま医療センターの産科充実に向けての検討会」(委員長=酒井隆明市長)の2回目の会合がこのほど、同市の丹南健康福祉センターで開かれた。同センター副院長も務める田中宏幸産婦人科部長らが出席。「2人がずっと、いつ呼び出しがあるか分からない緊張感を持って24時間365日を過ごしている。みなさんに期待してもらっている安心・安全な産科医療は困難だ」などと現状を述べた。 激務の産科医、休みなし 分娩休止で機能集約を 病院「国レベルの課題」 今年5月、同市は同医療センターが分娩休止を検討しているとの意向を確認。酒井市長は「市の中核病院として産科分娩