中学や高校の同級生とバンド結成、コンテストからメジャーデビュー 人気沸騰の中、メンバーが刑事事件を起こす 60代で映画監督デビューした理由。2年かけて脚本を制作 ギタリスト役の永瀬正敏の役作り 80年代の音楽シーンに颯爽と現れ、若者を中心に熱狂的なファンを獲得したパンクバンド・アナーキー(亜無亜危異)。彼らのバンドヒストリーとも重なる映画『GOLDFISH』の監督を務めたのが、アナーキーのギタリスト・藤沼伸一(63)。 自身のすべてを本作のモチーフにしたという藤沼さんに、バンド結成までのいきさつや映画を撮影するきっかけなどをお聞きしました。 80年代に社会現象を起こしたパンクバンド「ガンズ」。人気絶頂の中、メンバーのハル(山岸健太)が傷害事件を起こして活動休止となる。そんな彼らが、30年後にリーダーのアニマル(渋川清彦)の情けなくも不純な動機をきっかけに、イチ(永瀬正敏)が中心となり再結成