お笑いコンビ・デンジャラスといえば、「ノッチでーす!」というノッチの“スーパーアイドル”キャラや、そのノッチによるオバマのモノマネを思い浮かべる人が多いだろう。『ボキャブラ天国』(フジテレビ)に出演し、そのブームとともに世に出てきたイメージだ。だから、それ以前の経歴が語られることはほとんどない。 そう笑う安田和博に、デビューの頃からの話を聞いた。 ■劇団七曜日とラ・ママ「青春、青春、そら売春! このバカタレが!」 それがデンジャラス結成当初にできあがった自信のギャグだった。 彼らの初舞台は、渋谷ラ・ママで行われていた「ラ・ママ新人コント大会」。観客から「つまらない」と5人(現在は10人)手が挙がると強制終了となるコーナー「コーラスライン」に出場した。 だが、2回とも、そのギャグの前に手が挙がってしまう。このギャグまで行けば、お客さんに笑ってもらえるはず。そう考えた2人は、3回目に出場したと