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ブックマーク / note.com/sirotodotei (3)

  • 童貞喪失ものAVがあまりにもドキュメンタリー作品だった|山下素童

    AV監督の二村ヒトシさんと、代々木駅前にある『A Talk Club WOOFER』という酒場で毎月、『代々木駅前の人生相談会』というお悩み相談イベントをやっている。 僕と二村さんがそれぞれ悩みを持っている知り合いを呼んでは壇上にあがってもらって公開でお悩みを相談してもらい、酒場に集った人々がそのお悩み相談を肴にして酒を飲んだり飯をべたりするイベントなのだけど、今月はレミレミ・ニューワールドさんという、ソフト・オン・デマンドでAV監督をやってる女性がお悩み相談をしにきてくれた。 お会いする前にレミレミ・ニューワールドさんがどんな人なのか軽く調べていくなかで、レミレミ・ニューワー

    童貞喪失ものAVがあまりにもドキュメンタリー作品だった|山下素童
  • 風俗嬢の源氏名とおっぱいと食べ物の関係について|山下素童

    開高健の『の王様』を読んでいたら、こんな一節に出会った。  談も性談も皮一枚の差なのである。性を忘れて談にふける人も、を忘れて性談にふける人も、その識閾下にあるものはおなじであるように思われる。一つの根の二つの幹であるかと思われるのである。 (開高健 『の王様』)  欲と性欲。この二つの欲望について「一つの根の二つの幹であるかと思われる」と指摘している。開高健がそう述べる際に参照しているのが、安岡章太郎の『遁走』という戦争小説の、以下の一節だ。  内還の希望がうすれて行くにつれて加介は、あの色の黒い小柄な看護師の顔を何かにつけて憶い出すようになっていた。眼

    風俗嬢の源氏名とおっぱいと食べ物の関係について|山下素童
  • 同棲することになった。素人童貞じゃなくなった。|山下素童

    9月の初旬。まだ、歩くだけで全身の皮膚に汗が滲んでいた季節。1年ほど前からネット上でほんの少しだけ交流のあった女性を、初めてご飯に誘ってみた。   ネット上でしか彼女のことを知らなかったけれど、彼女の現れては消える日々の呟きや、写メ日記に書かれた長文を読んで、きっとこの人は自分と気が合う人なのだと、一人で勝手な憶測をしていた。彼女は、僕の文章の感想を、ごくたまに投稿してくれていた。ふざけた風俗レポばかりな文章だけど、ただそれをふざけたものとして面白がるだけでなくて、どこか実存的な色合いのあるものとして読んでくれているように見えた。自分のまるっきりの勘違いであるかもしれないけれど、彼

    同棲することになった。素人童貞じゃなくなった。|山下素童
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