「日本は大丈夫か」から「中国は大丈夫か」に変わった「大震災の風評被害」 テレビビュースのトップは連日、「今日の福島」 お見合い中の中国人男女の会話。 女:あなたマンションは持ってるの? 男:持ってない。 女:では車は持ってるの? 男:いや、車も持ってない。 女:仕事は? 男:いま探してるけどなかなか見つからない。 女:じゃあ一体、何を持っているっていうの!? 男:十分な塩を持っている。 女:ああ、我が愛しい夫!(と言って男を抱き締める) これはいま中国でウケている最新の「小咄」である。何人もの友人から、同じ内容のメールが送られてきた。日本の核汚染の不安から、中国が「塩パニック」に陥ったことを、若者の就職難や生活苦を皮肉りながら表現したものだ。 実際、福島原発の影響で、中国近海が汚染されるという'風評'によって、中国中の人々が塩の買い占めに走った。その結果、中国の店舗という店舗から塩が消え、