もう次の号が出てしまった今となってはあらためて書くのも若干気が引けるのだが、文藝春秋・新年特別号に「黄金世代の勉強術」という企画があって、12人の“賢者”が文春読者に最新の勉強法を教授するというテーマで寄稿を行っている。その“賢者”の一人が梅田望夫さんだ。梅田さんのホームページでもお知らせが掲載されていたが、僕はそれを読む前日にたまたま年に1,2度しか買わない文春を買って、「おや、梅田さんの書いたものが載ってる」とそのエッセイを見つけ、「なんという奇遇」と他の記事に先んじて賞味したのだった。 奇遇と思ったのは、たまにしか文藝春秋を買わないのに梅田さんの書いたものに当たったからで、別に宝くじに当選したわけではなし、そんな驚くようなことではないのだが、最近はどんな小さいことでもプラスに作用することに対しては積極的に驚くように心がけているのである。中央公論とは関係が深いらしい梅田さんがついに文春