“あの事件”の対応を誤ったせいで、日本を代表する私学・日本大学が窮地に立たされている。橋下徹氏によれば、その原因は危機管理の拙さだ。不祥事が起きたときに組織はどのような記者会見を開けばいいか。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(5月29日配信)より、抜粋記事をお届けします――。 ■ダメダメだった釈明会見! あの司会者はどう仕切ればよかったか 日本中で大騒ぎになった日本大学アメリカンフットボール部のラフ・プレー事件。日本大学が何かアクションを起こせば起こすほど、騒ぎは大きくなる。危機管理対応としては絶対にやってはいけないことのオンパレード。これって日本大学危機管理学部の教材にするためにわざとやっているのではないかと思うくらい、ほんとダメダメな対応だった。 日本大学の組織として、何の方針も決めないまま、後手後手で会見を開くありさま。付属の中学校や高校を含めた学校