某監督が某制作会社の社長兼制作プロデューサーと思われる人を「ゴミクソプロデューサー」と自分のブログでこき下ろしている。2年前まで自分が経営者だった制作会社を、理不尽な要求を突き付けられ金をジャブジャブ使われた挙句、崩壊させられ、その「旦那」(アニメーターであり演出家)が結託して製作委員会を騙し、最後には作品自体から追い出された、という。人間として良心があるのかと訴えているが。 ちょうど2年前、僕はこの監督の作っていた映画の後編にパート演出としてかかわっていた。制作が始まってしばらくしてから上記のプロデューサーから知人を通じて連絡があり、依頼された仕事だったが、その時点で監督をチェックから引き剥がさないと作品の完成が危ぶまれるという状況になっていて、何百カットも監督の手元には「僕が全部自分でチェックします」とレイアウトが溜め込まれていた。小規模公開の映画とはいえ、劇場でブルーレイを売るという