この前、そんな工事区間を通ったとき、壊してる途中の舗装の断面が見えた。それなりに厚くて、何層にもなっていた断面。そこで、ふと疑問が湧いた。この舗装部分って、どのくらいの厚さなんだろう、と。何か厚さに決まりはあるんだろうか、と。 知る必要のないことだけど、気になっちゃったから国土交通省に聞いてみた。 「厚さは、道によってさまざまです。広い道路の方が厚い、とも限りません。交通量や材料の経済性・耐久性など、さまざまな条件を重ね合わせて、厚さは決められているんです」 前は基本的に、“交通量”もしくは“重い車が何台通るか”という条件だけで厚さが決められていたという。それが数年前からは、交通量だけじゃなく、材料や工法の違いも考慮され、厚さが決められるようになっている。技術が進歩し、材料や工法が多様化したことで、一律に厚さを決められなくなったのが大きな理由だ。 「例えば材料によって、耐久性に違いが生まれ