一般学会員の認識である『学会員は味方であり、無条件で安心する癖』を悪用して、多大な被害が出たマルチ商法事件が平成14年に起きた。 大メディアにも大きく取り上げられた八葉グループによる詐欺事件である。 主犯の田所名誉会長は古くからの熱心な学会員であり、池田氏の指導を真似て、4万8千人から1549億円を集めたというものだ。 学会は草創期から、会員同士の金銭のやり取りには常々注意を払ってきただけに、なぜこれほどの被害を出したのか不思議である。 騙した側の幹部には田所以外に支部長、地区部長、地区婦人部長、元公明市議などの名が連ねられ、学会員がやっていることが、被害者である学会員を安心させ、より被害を拡大させた結果となってしまった。 特約店、代理店、販社、統括販社というかたちで組織されていた中で、販社を務めていた者の証言では『自分のところには、2000人ほどの会員がいたが、このうち約300人が学会員
昭和59年9月出版の『小説聖教新聞』(サンケイ出版)という現役学会幹部の内部告発本は、他の離反者たちが暴露したものとは違い多数の職員の池田氏への不満、職員の不正が描かれている。登場人物の名前は仮名としているが、活動家にとっては、誰であるか判明できるものだ。 聖教新聞社の編集に携わる幹部職員数人が池田氏への不満を語る。 『“会長先生、寸暇を惜しんで激励行”とか“陰の部門のひとに心からの思いやりと配慮”なんて書いているけど、あんなもの、ほとんどが演出だよ。実際は自分の奮闘ぶりをアピールするために、ベンツやプレジデントに乗って、大勢の幹部と警備をしたがえ、勝手気ままに大名行列をしているだけのことだよね。ところが会員は、われわれが書いている虚像のPを慕っているんだ。純粋な信仰心なんてないというのがPの実像だよ。あの人は事業家なんだ。それも信仰を利用した事業家だよ。組織を拡大し強大にすれば、それだけ
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