「日本の子どもが貧困に苦しんでいる」というショッキングなニュースが世を駆け巡ったのは、数年前のこと。世界的にも豊かといわれる日本と「貧困」という言葉の落差に、衝撃を覚えた方も多かったのではないでしょうか。 現在、日本の子どもの約7人に1人が「相対的貧困」といわれます。身近にあっても、見えにくいこの問題。IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)では、子どもたちが希望を持って生きられる社会を作るべく奮闘する方々が紹介されていました。 「貧困」の基準。所得額だけでなく「物質的剥奪」という考え方インタビューに登場していたのは、子どもの貧困解決を目指す公益財団法人あすのば。調査・提言、それに中間・直接支援といった具体的な活動を続ける団体です。 厚生労働省によると、日本における17歳以下の貧困率は13.9%(2015年)で、これは世界的に見ても高いといいます。 「貧困」とされる基準は相