グラスに注がれるビール。メキシコ市で(2015年1月13日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/OMAR TORRES 【5月24日 AFP】中国北部の遺跡発掘現場から出土の遺物に付着していた残留物から、約5000年前に醸造されたビールの痕跡が見つかったとの研究結果が23日、発表された。このビールの製法には、アジア地域及び欧州地域の要素が含まれているという。 査読学術誌の米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究論文は、この遺跡から見つかった証拠は、当時の人々が「高度なビール醸造技術」を習得していたことを示唆しているとした。遺跡は、同国でのビール醸造に関する最古の証拠を提供しているという。 陶器製のじょうごと広口つぼから採集された、黄色がかった残留物を調査した結果、キビ、オオムギ、ハトムギとして知られる硬い穀物、塊茎類などの原料を一緒に発酵させていたことが分かった。 研究論文
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