日光二荒山神社中宮祠(栃木県日光市)が、祭神の田心姫命(たごりひめのみこと)などに、「萌(も)え系」と呼ばれる目が大きな少女らのキャラクターのイラストを採用した。 神様と「オタク文化」の異色の組み合わせに、神社本庁(東京都)は「聞いたことがない」。神社側は「良い悪いは別として、宣伝効果があるのは確か。地域振興にもつなげたい」と期待している。 同神社は、男体山をご神体とし、本宮は世界遺産の「日光の社寺」の一つ。中禅寺湖畔にある中宮祠は、男体山登山の拠点として古くから参拝者や登山客でにぎわってきた。 イラストとなったのは、祭神である田心姫命と大己貴命(おおなむちのみこと)、二荒山(男体山)の神が赤城山の神と争った時に助勢した小野の猿丸の3人。それぞれ、「姫神のひめ」「黒髪山(男体山)のくー」「弓の名人さるまる」とニックネームもつけた。 デザインは、同神社の巫女(みこ)を務めたことがある市内のイ