芥川賞に決まり、記者会見する磯崎憲一郎さん=15日夜、東京・丸の内の東京会館(荻窪佳撮影)(写真:産経新聞) 第141回芥川賞を受賞した磯崎憲一郎さんは15日夜、東京・丸の内の東京会館で記者会見し、喜びを語った。報道陣との一問一答は以下の通り。 直木賞一問一答 北村薫さん「正直、ほっとした」 《磯崎さんは、黒い上下のスーツに真っ白なシャツ姿で背筋を伸ばして登場、にっこりと笑いながら着席した》 −−まず、受賞の感想を 「もちろん受賞自体、うれしいのですが、小説家としては受賞によって書く場を与えていただけるということが大きい意味を持つ。とにかく一生、書き続けていきたい。90歳になるまで書いていきたい。実は私の誕生日は2月28日で、小島信夫さんと同じです。小島さんを目標にしてそのくらい長く生き続けていきたいと思っていましたので、そういうチャンスをいただけるのが、さらに大きい喜びです」