数あるサイクリングアパレルの中で、一際高い存在感を放ってきた英国のブランドRapha(ラファ)。 2012年に日本へ上陸して以来、これまで機能的観点を中心に語られてきたサイクルウェアに対し、ファッションやカルチャー視点を組み入れることでパラダイムシフトを引き起こした画期的なブランドでした。 先日発売されたデジタルマーケティング書籍*にも、Raphaがこれまで取り組んできた事例が挙げられており、最新のマーケティングトレンドを自ブランドで活かすサイクリングアパレルという点でも、代理店頼りの他ブランドとは一線を画しています。 これらの結果として、Raphaならではの多くの熱狂的なファンが国内でも生まれています。 しかし同時に、近年のセール頻発や保守的なデザイン、RCCライドの炎上案件、そして8月に起こった身売り話などから、今後のRaphaの行く末について危ぶまれるような声も聞こえています。 そこ