今日こそは『好色一代女』のお話を紹介しようと思ったのですが、間に合いそうもなかったので、前に別の所で書いたネタを焼き直してお送りします(笑) 織田信長が『敦盛』を舞うシーン、ドラマや映画でよくありますよね。 でも、どれも長唄や詩吟みたいな節回しで、なんか暗くて信長のイメージと合わないなあと思っていました。 こんなの。 織田信長が『敦盛』を舞ったということが書かれているのは、『信長公記』巻首の尾張の天台宗の僧・天沢が、甲斐で武田信玄に信長のことについて聞かれる場面です。 【原文】 [信玄]「其の外数寄は何か有」と御尋侯。 [天沢]「舞とこうた数寄にて侯」と申上侯へば、 [信玄]「幸若大夫来侯か」と被仰侯間、 [天沢]「清洲の町人に友閑と申す者、細々召しよせ、まはせられ侯。敦盛を一番より外は御舞ひ候はず候。『人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如く也』。是れを口付けて御舞侯。」 ※『史籍集
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