ヤマシタトモコ先生の大ヒットマンガ『さんかく窓の外側は夜』(リブレ刊)が、3月10日に発売された10巻でついに完結しました。今年1月に実写映画が公開されたのに加えて、テレビアニメ化も決定。デビュー15周年を迎えるヤマシタ先生にとって新たな代表作となりました。 近年のヤマシタ先生の作品は、ポリティカル・コレクトネス(政治的公正)の観点からも注目され、従来の価値観に問題提起するようなメッセージの数々が熱く支持されています。その視点はどのように身についたものなのでしょうか? そして、「意識をアップデートしながら創作をする」ためには――?