米Microsoftは,提携しているハードウエア・メーカーおよび携帯電話キャリアに対し,スマートフォン向けプラットフォームの次期メジャー・アップデート版「Windows Mobile 7」のリリース延期を通知した。延期決定という事実から,社内でアップデート版に搭載する機能の合意がとれておらず,もめていることが分かる。より新しいモジュラー化されたプラットフォームをベースに最初から開発し直すべきと考える陣営や,現在あるものを市場の要求に合わせて行けばよいという意見のグループがいる。 社内の力関係はさておき,現在のスマートフォンを取り巻く環境は,次世代プラットフォームのリリースを遅らせるのにとても不適切な時期である。この状況こそ,米Palmを苦境に立たせているのだ。カナダのResearch in Motion(RIM)が「Blackberry」で企業顧客を奪い,米Appleが斬新な「iPhone
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