クラスター爆弾禁止条約の採択に対して軍事的合理性の点から文句を言っても仕方がありません。 なぜならば、人類が築き上げてきた国際社会においては国際人道法に見られるように軍事的合理性より人道主義の方が優先されるから。 さらに言ってしまえば軍人の都合より市民の都合の方が優先されるから。 この理屈からは優秀な面制圧兵器であっても結果的に不発子爆弾が市民に深刻な被害を与えてしまうクラスター爆弾は禁止される方が妥当というもの。 軍事的合理性より人道主義が優先される以上、人道主義の方で出された結論に軍事的合理性の点から文句を言っても無意味。それが国際社会の現実であり、それに対して軍事的合理性を主張して悲壮感に浸り嘆く方がナイーブ。(駄目と分かっていてもやってしまう体言止めの連続使用) そして、軍事的合理性より人道主義を優先するのは人類社会的には正しいのです。 仮に人道主義より軍事的合理性を優先するならば
クラスター爆弾の規制について話し合ったダブリン会議は、事前に想定していたものより遥かに厳しくなりました。会議の様子はずっとチェックしていましたが、仏独どころかイギリスにまで裏切られた以上、日本単独で粘っても無理でした。 クラスター爆弾禁止条約受け入れ 自衛隊保有分廃棄へ:朝日新聞 今後、保有が許されるのは以下の条件に当て嵌まる場合のみです。 ・子爆弾が10個未満 ・1個あたりの重量が4kg以上 ・攻撃対象を識別する機能 ・自爆装置または無能力化装置 (追記:この条件の他に「子弾が20kg以上あればクラスター弾とは見なされない」という条件が、会議の最終局面で追加されていた模様) 会議ではこれを「最新型」と呼び、自爆装置または無能力化装置のみを備えたものを「改良型」と呼んでいますが、この最新型は文字通りの意味での最新型というわけではなく、以前からあった種類のものです。それは対戦車用スマート子弾
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