「ウェットとドライ」 だが、大臣が「日本の生命観は自然と共生であり、日本人はウエット」という持論を話し出したあたりから、分からなくなってきた。「死刑廃止論はドライでかさかさした人たちの考え。人の命を奪ったんですよ。何人奪っても死刑がない、そんなドライな世の中に私は生きたくない」 (特集ワイド:死刑執行13人 鳩山法相の死生観 - 毎日jp(毎日新聞)) さて、鳩山法相の言うウエットとドライは普通の用語では何のことだと思う? たぶん言っている本人もよくわかっていないことだが、これは多神教と一神教のことだ。 大臣は、日本人は木や石などすべてのものに神をみるアニミズム(汎神論者)と考えている。「すべての命を大事にする文明だ。すべてと共生するアニミズムこそ、洞爺湖サミット最大の課題である地球環境を救う唯一の道だ」 (特集ワイド:死刑執行13人 鳩山法相の死生観 - 毎日jp(毎日新聞))