「オタク」というのは非常に多義的な言葉になっており、言う人や文脈によってまったく違う意味になるのはよく知られているところ。 こういったオタクという言葉が指し示す意味を、ちょっと俺なりに整理してみようかと思う。もっといい分類があれば教えて欲しい。 ディレッタンティズムとしてのオタク まず基本となるオタクの意味としては、ディレッタントの変形というのがある。ディレッタントというのは趣味として学問をやる学者ではない人のことで、自分の生活や仕事にまったく関係の無い知識をごそごそとため込んでたりする。 基本的にオタクというのはそういう指向を持っている。鉄道員でも無いのにやたら鉄道に詳しいとか、マーケティングやってるわけでもないのにアニメにやたら詳しいとかね。 要するに「プロになりきれない素人」ってこと。素人知識だから実戦的ではないし、役に立ちもしない。そういう人はよく自分の知識には自信があるけど、実際