【北京31日時事】「日本頑張れ」「中国加油(頑張れ)」はダメ−。8月8日開幕の北京五輪では、観戦規則に基づき会場内へのあらゆる横断幕の持ち込みが禁止される。同じ模様や色の服装を集団で着用したり、特定企業名の入った衣類を身に付けたりすることも禁じられるが、サッカーのサポーターらが日本代表のユニホームを着て応援することが可能かどうかは未定だ。 五輪期間中には、約5万人に上る日本人観戦客が北京を訪れると予想される。北京の日本大使館はトラブル防止のため、中国のテレビ・映画で旧日本兵が口にし、中国人も意味を知っている「ばか野郎」などのやじを飛ばさないよう注意を呼び掛けている。 日本大使館はまた、日中両国が激突する女子バレーやソフトボール、野球のほか、観客が興奮しやすいサッカーの日本戦に2−4人の館員を派遣。竹島(韓国名・独島)問題を受け、野球の日韓戦にも神経をとがらせている。 男女マラソンでは