暗闇で幻想的な光を放つシイノトモシビタケ=神戸市北区、六甲山系(ISO400 デジタルカメラで約3分間露光) 神戸市の六甲山系西部で、光るキノコ「シイノトモシビタケ」が薄緑の光を夜の闇に放っている。 高さ約一-三センチ、かさの直径は数ミリ-二センチで、樹木の根元や朽ちかけたくぼみなどに生える。ホタルと同様に酵素の働きで全体が発光する。 八丈島や和歌山県南部など温暖な地域に分布しているが、六甲山でも見られるのは、植樹された南国産のシマサルスベリに胞子が付いていたためと考えられている。 梅雨や秋の長雨の時期になると、数日周期で発生。夕闇とともに、森の中に幻想的な姿が浮かび上がる。(藤家 武) (6/14 08:42)