◎養護学校の性教育に「不当介入」=批判都議に賠償命令−東京地裁 2009年03月12日17時46分 / 提供:時事通信社 性器の模型を使った障害児の性教育は行き過ぎか−。東京都立七生養護学校(日野市、現七生特別支援学校)に勤務していた教諭らが、授業への批判や教材の没収で精神的苦痛を受けたとして、都議3人や都などに3000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁(矢尾渉裁判長)は12日、都議らの行為を「教育への不当介入」とし、都議3人と都に210万円の支払いを命じた。 訴えていたのは、教諭と保護者ら計31人。同校は正確な知識を身に付けないと、障害児は性的なトラブルに巻き込まれやすいとし、男性器の模型で射精の仕組みを教えるなど、独自の性教育に取り組んでいた。 都議らは2003年7月、都教委幹部らと同校を訪れ、「感覚がまひしている」などと教諭らを批判。都教委は教材を没収し、教諭らを厳重注