日刊工業の記事が伝えるところによると、東京理科大の辻孝教授らと大塚ホールディングスのチームが、マウスを対象とし「上皮細胞から歯のもととなる『歯胚』を作って移植、歯を再生する」という実験に成功した。再生した歯には神経もついており、物も噛めるという(DOI:10.1073/pnas.0902944106)。 日経の記事は、「抜いた歯を使えば、人間でも再生医療が可能に」と伝えており、「広島大がやっている歯の冷凍保存・再移植とどう違うのかしらん」と思ったのだが、胚から再生したところが違うのですな。なるほど。