韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老号」(KSLV−I)が25日午後5時(日本時間同)同国南部・全羅南道の羅老宇宙センターから打ち上げられた。韓国航空宇宙研究所は当初、ロケットから分離した試験科学技術衛星が軌道に入ったと発表したが、教育科学技術省が修正し、予定の軌道に入るのに失敗したと明らかにした。 安秉萬教育科学技術相は記者会見で「衛星をロケットから分離させるのは成功したが、目標の軌道に入れなかった」と話した。ロケットは19日に打ち上げ予定だったが直前にロケット監視システムが異常を感知し、延期されていた。 羅老号は全長33.5メートル。1段目のブースターはロシアの技術が導入され、2段目は独自に開発した。衛星は重さ約100キロの直方体。(共同)