KDDIが8月7日に公表した、7月の番号ポータビリティ(MNP)によるau携帯電話の転出入数は、1200件の転出超過だった。auの転出超過はMNP始まって以来初。 同社広報部は「7月11日のiPhone発売日以降に転出が増えており、瞬間風速的な影響はあった。それ以外にも、当社端末の競争力の低下など複合的な要因がある」と分析している。 iPhoneを発売したソフトバンクモバイルは5万2000の転入超。MNP開始以来2番目に多い数字となっている。NTTドコモは5万1100の転出超だった。 電気通信事業者協会(TCA)が同日発表した7月の各携帯電話事業者の契約純増数は、ソフトバンクモバイルが21万5400件、auが1万7000件、NTTドコモが9万4200件と、ソフトバンクモバイルの好調が目立った。 関連記事 iPhone、au夏商戦への影響「それなりにある」──小野寺社長 「iPhoneの影響