【鉄道ファン必見】JR九州「水戸岡鋭治のお仕事」(下) キハ58系、485系…リニューアルの基本は「懐かしくて新しい」 (1/2ページ) 30を超す列車の車両デザインを手掛けてきた水戸岡鋭治氏(61)は、もともと鉄道に強い関心があったわけではない。JR九州とのつながりは成り行きともいえる。昭和63年、水戸岡さんがアートディレクションを務めた福岡県のリゾートホテルのすぐ横を走る香椎(かしい)線に新しいリゾート列車が走ることになったことが、きっかけだった。 「ホテル側が『とんでもない列車が走って雰囲気を壊されてはかなわない』と心配したようです。民営化したばかりでJRのイメージはまだまだよくなかった…」 列車のデザインを水戸岡さんが担当することをホテルが提案し、JR九州は了承した。後年、実は“相思相愛”だったことを知る。 「ホテルのオープニングセレモニーでJR九州の初代社長の石井(幸孝)さんとお