Microsoftの次期クライアントOS「Windows 7」がリリースに向けて順調にベータプログラムをこなしている。Windows Vistaから一転、発売前からユーザーの期待感が高まっている理由の1つはベータ・プログラムの進め方にある。以前のMicrosoftは、最終的な形になるまで開発中のWindowsの情報を共有・公開しなかった。ところがWindows 7では大規模なパブリックベータを展開し、ユーザーの声を積極的に製品開発に取り入れている。ユーザーを巻き込んだ開発プロセスは透明感があり、ユーザーの期待感にもつながっている。 おそらくMicrosoftがユーザーの"利用体験"を製品開発に取り入れたのはOfficeが最初だろう。それがWindowsに広がり、そしてMicrosoft全体の姿勢になりつつあるようだ。その変化はMIX09にも現れていた。今年のテーマはずばり"エクスペリエンス