「先輩、おはようございます」 「おはよう、昭広君。それは何を見てるの」 「ニコニコ動画でアイドルマスターの架空戦記をですね」 「君それ好きだね。昔からギャルゲーやるもんね」 「ギャルゲー。たしかに。しかし、昔から、と、いうと…ちょっと違うところもあるのですよ」 「うん?」 「僕も30代になりましたからね、だからアイマス架空戦記を嗜好するようになったわけです。というのは…」 「ほう」 「アイマスで、最も重要な台詞というのは、何だと思いますか? まあこれは、これから僕がする話において重要って話なんで、理屈が後出しになるから卑怯なんですけど」 「ま、いいよ、そうだな… 「プロデューサーさんっ! ドームですよっ! ドームっっ!」 とかかな?」 「お目が高い。僕が思うにはですね、この台詞が… 「あー、そこでこっちを見ている君! そう君だよ、君! まあ、こっちへ来なさい」 「ほう、何といい面構えだ。ピ