一部界隈では、「悪の帝国」と言えばマイクロソフトのための枕言葉でした。 昔、Windows95が出た頃に「30歳未満はシアトル産OSを使ってはいけない」と先輩に言われたり、「おじいちゃんの遺言でWindowsは使うなと言われている」という冗談が狭いコミュニティ内で流行ったのを覚えています。 今にして思えば変なのかも知れませんが、当時はそれに疑問を持たない人が一部コミュニティの多数派だった頃もありました。 便利なUIを使い過ぎてUNIX系コマンドやOSの使い方を習得する機会を逃すべからず、という意味も込められていたのかも知れませんが、マイクロソフトが「悪」だからという主張を持っている人もいました。 何故「悪」なのかに関して確固たる主張を持っている人もいましたが、「まわりが言っているから」「何となくそう思うから」という酷く曖昧な理由でマイクロソフト社を「悪の帝国」呼ばわりしている人もいました。