僕は常々、 「言葉」は意図をもって発しなければならない と考えています。 今回はそのことについて書いてみました。 佐藤陽一さんというソムリエをご存じでしょうか。過去に世界最優秀ソムリエコンクールに日本代表として出場され、ソムリエ界隈の中でもファンが多くいるソムリエさんです。今回のお話は、その佐藤さんにまつわるお話です。 僕が大学生のとき、ある面白い講義がありました。 現場で活躍している職業人を大学に呼んで、現場の話を聞く、というものです。特に覚えているのは、とある介護センターの方と、現役の麻酔科医の方で、どちらも臨場感ある現場の話をされていて、まだ学生の僕が「仕事」というものに対して十分な憧れを持つ内容でした。 その中の講師の一人に佐藤陽一さんがいました。 佐藤さんが全日本最優秀ソムリエを取ったのが2005年、世界最優秀ソムリエコンクールに出たのが2007年です。講師として訪れたのは僕の計