質問者さんのご意見には基本的には同意なのですが、ウナギ資源をここまで追い込んでしまった責任の全てを、水産庁やシラスウナギ漁・養鰻業関係者だけに押し付ることは出来ないとも感じます。 もちろん、彼らの責任は大きいですよ。しかし彼らをシラスウナギの「乱獲」に駆り立てたのは、本来は高級魚であったはずのウナギをいつの間にか「庶民の味」と勘違いさせるほどに低価格で大量に市場に供給するようになった流通業者であり、その価格破壊=資源破壊をまるで社会的正義のようにもて囃したマスコミであり、そして他の誰よりも、そうしたウナギを喜んで買い、「もっと安く、もっと大量に!」と望んだ消費者=私たち自身ではないでしょうか。 またウナギ資源の枯渇がこんなにも大きな話題になっているのにも関わらず、私の周囲の人間に聞くと、「我々が食べるのは養殖なんだから、関係ないでしょ?」とか「中国から輸入すれば良いんじゃない?」などと言う