プライベートな話し合いから、ビジネスでのミーティングまで、私たちは、議論とは切り離せない毎日を生きています。特に社会人であれば会社で頻繁に会議が行われるでしょうし、大学生でもサークル活動やゼミでの議論など、数多くの議論に触れているのです。 そうした議論はすべて建設的に行えればよいのですが、残念ながらそうとは言えないことはありませんか? 「あれ、議論がぐるぐる回ってない?」「何について議論してたんだっけ?」のように、途中から議論の目的を見失い、混乱してしまうようなこともしばしば……。 なかにはわざと議論を混乱させて相手を煙に巻いてやろうとするような人もいるかもしれません。しかし、真剣に議論していても、時としてこのような落とし穴に陥ることは多いものです。 そこで、議論中の混乱を避けるためにも、その混乱の原因になるような誤謬(誤り)や詭弁(ごまかしの議論)の種類についての知識を持ち、自分がそれに