仮に僕が梅さんとお付き合いできるとしたら、今の生活を捨ててでもお付き合いするかというと、現実的にそういう選択は有り得ないと思うんですね。そういう意味では恋愛として成立してないです。キャップもしかり。わりと近いのは親子愛かもしれません。娘が心配でしょうがなくて、誰かと付き合ってるなんて聞いたら「叩き殺してやる」って意気込むんだけど、いずれ親元から巣立っていくことは理解しているから、出来れば素敵な恋をして欲しいと願う典型的なお父さん。だから、恋愛は認めつつも、いざ恋をしてると知ったらやっぱりやきもきしちゃうんです。イベントとかコンサートは参観会みたいなものだから「ほら、お父さんえりかの晴れ姿を見に来たよ!」って思いっきりアピールするわけですよ。で、えりかはこっちをチラっと見て苦笑いするんです。内心「親父ウゼー」とか思われたりしてね。でも、僕は「気付いた気付いた、えりか!」って満面の笑みで手を振