Unicode ~UTF-8、UTF-16との違い~では、Unicodeが世界中で使用される文字を集めた文字集合であり、実際の符号化にはUTF-8やUTF-16といった文字符号化方式(エンコーディング)を使用するというお話をしました。 当然、UTF-8やUTF-16といったエンコーディングが使用できる場合であれば、Unicodeで定義されている文字は問題なく使えるわけですが、それ以外のエンコーディングを使用しなければならない場合はどうでしょう? 例えば、Javaにおけるプロパティファイル(設定情報などを「キー=値」の形式で保存する拡張子が「properties」のファイル)の文字エンコーディングはISO 8859-1を使わなければいけないことになっています。 ISO 8859-1の符号表からもわかるように、ISO 8859-1で扱える文字の種類はごくわずかで、世界中の文字を定義するUnic