普及が進むSuica電子マネー。その全国的な推進を、JR各社は真剣に考えるべき:神尾寿の時事日想: 11月27日、ミニストップが、東京23区と千葉県(千葉市、船橋市、市川市)の計135店舗で11月末までにJR東日本が運営する電子マネー「Suica」の導入を完了したと発表した(11月27日の記事参照)。ミニストップを擁するイオングループとSuica電子マネーを運営するJR東日本は2005年に包括的な業務提携を結んでいる。今回の導入は、その第1弾という位置付けだ。 周知のとおり、Suica/モバイルSuicaは公共交通系電子マネーの草分けであり、ここにきて更なる普及・拡大を果たしつつ、機能・サービス面でも進化を続けている。 まず普及状況だが、Suicaの発行数は約1827万枚(モバイルSuica含む、以下10月末時点の数字)。モバイルSuicaの利用者も増えており、ユーザー数は約20万人を超え