価格がスーパーの1.5倍はする有機野菜の販売業者オイシックスが成長している。 自前のシステムと物流センターで、食への関心が高い消費者と生産農家を直結。 「作り手が自分の子供に食べさせられる食材」だけを届けるサービスを確立した。 創業8年で購入者は32万人を超え、客単価が5150円の食品宅配事業に育った。(敬称略) <日経情報ストラテジー 2008年6月号掲載> プロジェクトの概要 無農薬や減農薬で栽培した野菜や果物、さらには独自の安全基準を満たす牛乳や卵、肉、魚などの商品だけを厳選してインターネットで販売するベンチャー企業のオイシックス(東京・品川)は、2000年6月に産声を上げた。時はネットバブルの崩壊直後であり、オイシックスは資金繰りに苦労しながらも、在庫管理や輸送が難しい有機野菜の販売を開始した。これといったコネも無しに直接取引できる農家を探して産地を回り、ゼロから仕入れ先を開拓。創
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